お役立ち情報コラム

マネジメント〜B「人」マネジメントの現場での一例〜

前回までのコラムでは「人」マネジメントの現場においてどのような事が必要とされるかなど実際のマネジメントを行う上での留意点をご説明させて頂きました。
今回はマネジメントが企業にとってどのような成果を上げるかなど、実際にあった現場での一例をお話させて頂きます。

私が某大手通信会社の採用責任者を務めていたころのお話です。
私の部署はまだ新設したばかりで、責任者といっても私以外のメンバーは誰もいませんでした。クライアントからの要望を満たすべく、まずは部署の戦力を補うため自部署の採用をはじめました。

「自分の部下を自分で見つける。」
何かわくわくし、心が躍りました。

そんな矢先に、ある一人の「出来損ない」というレッテルを社内で貼られていた男性社員に目がとまりました。

見た目は普通、素直で優しいが全くもって営業センスもない・・・。
各部署を転々とし、「使えない」などと言われ、行き場を失いそろそろ退職かとも言われていました。ただ、そんな彼を見て私は「この人だ!」と、頭の中でカネが鳴りました。

「使えないなんて事はありえない、使い方(適材適所)が悪いんだ。絶対に彼を社内一の成績を出させて、自信をつけさせよう!」と、その時私のマネジメントにおける目の前のしっかりとした目標ができました。そして私は彼に、私の部署で一緒に仕事をしようと誘いました。

彼は二つ返事で「お願いします」と快く承諾してくれました。
それからまず私は彼の分析から始めました。
どうゆう事が苦手で、どうゆう事を得意とするのか。
意思、感情、欲求、能力を徹底的に分析しました。

分析の結果、彼はコツコツと一つの物事に取り組むことを得意とし、その中で徐々に最高のものを見つけ、お客様に提供していける能力を兼ね備えていました。
そして私は、これまでには誰もが信じがたいほどの権限を与え、採用活動に取り組ませました。

結果・・・・。

彼は2ヵ月で社内1番の利益を会社に貢献してくれました。
周りの部署からは「なぜあいつが・・・、信じられない・・・」などといった声が多数上がりましたが、私は胸を張ってこう答えました。

「一番できる人材を見抜けないマネージャーならその立場を降りるべきだ。」と。
これまで全く自信がなさそうで小声だった彼は、一躍社内でも有名になり、水を得た魚のように自信たっぷりで、見違えるほどのビジネスマンになっていました。
マネジメントをする立場の人間が少し違ったマネジメントをするだけで、社内で一番「使えない」人が社内で一番「優秀な人」に変わることが出来るんです。
人を良くするも悪くするも上に立つ人次第という事になります。

これはほんの一例ですが、少しマネジメントの重要さをご理解いただけたでしょうか。
「人」マネジメントの重要事項、まずはその人をしっかり知る事からはじめましょう。

 
 

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